@マークぐるりん

外資系ITコンサルタントをしつつ武蔵野美術大学通信課程に通う記録

2018-Pe-03. Part.2 美大、なにそれおいしいの?からイマ行きたい!へ

〇多摩美術大学と双璧を謳われる武蔵野美術大学、通称「ムサビ」。その通信課程へ。

 

遠く瀬戸内国際芸術祭や近く東京藝大についての書籍の影響を受けて美大に興味を持つようになっても、その時点ではまだ通信課程へ通うといったことは全然考えていませんでした。

 

それが変わったのは創設に携わったサークルの後輩と話したことが切っ掛けでした。

話の中でその後輩は日本大学芸術学部に所属しているのですが、興味をその時点では持っていたのでいろいろと美大で学ぶことどんな授業なのかなどを教えてもらう中、入りたいという志向性が確実に成長し始めました。

 

その時点ではまだ武蔵野美術大学というワードは頭の中の片隅にしかなかったのですが、本腰を入れていろいろな情報を詰めようとアンテナを張る中でいくつか購入していた美大関係の書籍が「ムサビ」というワードに実態を与えました。

 

その本というのは「ムサビ日記」です。

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【ムサビ日記 -リアルな美大の日常を】

武蔵野美術大学(通称ムサビ)企画広報課の手羽イチロウは筑豊生まれのムサビ育ち。
「東京タワー」のマー君に自分を重ねて涙するおセンチだけど、愛校心なら誰に
も負けない!
そんな手羽が個人でサイト《ムサビコム》を立ち上げた。2003年にとつぜん誕
生した《ムサビコム》に集まる在学生20数名それぞれが、お気楽・気ままに書く
日記...課題提出に迫られ、就職活動に焦り、卒業制作に追い込まれる彼らに手
羽がツッコミを入れ...2006年の1年間を27人のムサビ生146本のブログで綴る、
美大のリアルな日常。
「ネガティブなことも違う発想で面白く考えてしまう」ムサビ・スピリッツ満載
の『ムサビ日記』。ただのブログ集でないヒミツは「手羽註」にあり!

 

東京藝大の書籍「最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常」とは対照的に、どこか地に足のついたというかあるいは現実的(世の中いいことも起こるし、悪いことも起こる)でした。

 

興味深い成功をおさめている日記もあればうまくいかない日記、破天荒なエピソードの傍らで創作スタンスについての考察の日記など、明暗濃淡入り交じり、のバランスがよいなと思う部分が全体を通して多くありました。

 

たとえるならば、前述の東京藝大の書籍が上質なスープの上澄みの部分を味わう書籍であるとするならば、「ムサビ日記」は玉石混交の屋台売りされた雑煮といった違いです。

 

上記のような影響があったにせよ、美大に行こうという意思決定を下した背景には、個人のバックグラウンドを抜きにする事は出来ません。

 

簡潔にいうと、私は文学青年になりきれなかった人間です。

美術には興味がなかったと記載していましたが、文芸の方面には非常に興味がありました。

 

ちなみにここでいう文学青年の定義は辞書通りの村上春樹や星新一を既刊全て読んでいて、仲間と日々議論したり創作しているという定義で相違ありません。

 

2000年代後半に高校生だったので、創作したものを素材サイトから良いと思う素材を見繕って、自分で書いた小説と組み合わせて個人HPに公開する活動をしていました。

 

ただ、そこで他の創作者と交流を深めるというほどの活動はせず、せいぜいが高校の友人たちに見せる程度です。

 

そんな中での大学への進学は創作生活においては大きな変化といえるかもしれません。大学では紆余曲折を経て創作をするためのサークルを立ち上げ、そこで地歩を固めて自分の作品というものを誰かの協力を得て進めていくことになりました。

 

創作に一番向き合ったのは大学時代で、そこで作品を作りコミックマーケットやまだ大井町で開催されていた頃の文学フリマに出展したりもして、それなりに充実した生活を送りました。

※2018年現在、大学公認サークルにまで成長しています。

 

創作がノベルゲームであった影響も多少あってか傍らでIT分野に興味を抱き、また組織を運営する、あるいは成長させるという事の方が楽しくなってしまい、結果作品は1本がやっとで、就職についても興味をもったIT分野の外資系企業へ就職して現在に至っています。

 

結局卒業してからは、創作を度々少しずつは進めつ戻りつするものの、専ら鑑賞や読専になってしまい自分で手を動かして何かを作るという機会は0近似の状態でした。

 

日々生きて行く中で、なかなか時間配分を過去の実績ベースド(睡眠、仕事、読書、運動)の割合から変化させる事が出来なかったので、外部圧力として、大学を用いて芸術・創作の時間を確保する為です。

 

〇ムサビへの決意

さて、ムサビに行きたいという意思は固まりました。じゃあ、仕事との折り合いどうしましょというのが社会人を続けながら通信課程に通う際の課題であり限界でした。

 

Q. 仕事への支障はあるのか?

A. 週末+夏季・冬季集中+webという形式でもあり、今年度については夏前後に今抱えているプロジェクトのピークを迎える想定の為、夏季集中を避ければ十分に可能。

 

Q. 仕事に役立つのか?

A. 仕事で美しいデザインのスライドや資料を作る際に活用できる。今後、特にUX面でデザイナーと連携したプロジェクトに参画する可能性は十分に高い。

 

Q. 生涯学習として有意義か?

A. 創作は生きている限り続けることができる為、有意義。

 

◇余談

「海月姫」や「東京タラレバ娘」で著名な東村アキコさんの「かくかくしかじか」も進学の意を固める一助になりました。このブログが現役の受験生が見ているかはわかりませんが、読む価値はあると信じています。

※注 東村アキコさんは金沢美術工芸大学のご出身です。

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 かくかくしかじか 【出版】集英社 【著】東村アキコ 

 

 

 

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 本ブログにおける初めてのエントリです。

 

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そもそもの切っ掛けを掘り下げて書かせていただきました。 

 

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自分自身の作品について記載しています。