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本記事の目次です。
1. 作者の熊倉裕一さんとは?
2. 前作「王ドロボウJING」「KING OF BANDI JING」について
3. 復刊対象「Q&A ~QUEEN AND AMARETTO~」について
この記事をお読みの方は、コミックボンボンの元読者か、あるいは王ドロボウJINGファンの方が多いかと思います。
一方で新たなファン層の方もおられる可能性がございますので、かつてコミックボンボン、そしてはマガジンZにて連載されていた熊倉さんについて記載しようと思います。
熊倉さんはコミックボンボンという小学生高学年向けの月刊誌にも関わらず、大人でも読み応えのある表現やストーリー構成を編み込んで漫画連載をされていた漫画家さんということになります。
詳しくは次の王ドロボウJINGについての部分でお話しするのですが、全14巻のこの漫画作品は個人的に人生の漫画ランキングの堂々たる一位に位置づけられておりますので、文章にある種の熱意が込められていることを先に謝罪致します。
王ドロボウJINGはコミックボンボンにて連載されていた少年漫画作品です。途中から月間マガジンZに移って連載されており、ボンボンでの連載をまとめた作品が「王ドロボウJING」、マガジンZでの連載をまとめた作品が「KINg Of BANDIT JING」としてまとめられています。
2-A. 王ドロボウJINGシリーズの魅力について〰登場人物〰
王ドロボウJINGシリーズの魅力として欠かせないのが、主人公であるジンと、その相棒の鳥であるキール、それから毎度のお話毎に人物が変化するジンガールと呼ばれる女性です。
ジン、キール、ジンガールという登場人物の構図は「王ドロボウJING」においても、「KING OF BANDIT JING」においても変わりません。
ジンガールと呼ばれる女性たち、あるいは時に少女たちはそれぞれのエピソード毎に登場し、読者にとってジンやキール以上に強烈な印象を残していく方もいます。
魅力的な人物たちがファンタジーの部隊で織りなす物語なので、特にレベッカ・ロッセリーニさんが出てくる「ルパン三世 PART4」のエピソードや雰囲気が好きな方にはおすすめです。
ルパンほど陽気な性格でもないですし、次元大介ほどニヒルな感じでもないですが、ジンとキールのコンビもいい塩梅です。
また、ルパン三世同様に現実の物理法則をベースとしていても、ところどころでちょっとした魔法地味た芸当をこなしたり、ジンガールに時折振り回されたりする普段はクールなジンとお茶目なキールの掛け合いも楽しめます。
2-B. 王ドロボウJINGシリーズの魅力について〰世界観〰
王ドロボウJINGシリーズはいわゆるファンタジーな旅ものに該当します。例えば古くは「キノの旅」ですとか「FF:U~ファイナルファンタジー:アンリミテッド」ですとか、そういった部類です。
近年も何作か出されておりますが、ファンタジーな旅ものの特徴としては、毎回主人公たちの訪れる世界ががらっと変わるというところに特徴があります。
SFライクな世界であったり、古典的なファンタジー世界であったり、現代的な要素があったり。王ドロボウJINGシリーズの魅力の一つは、それぞれのエピソード毎に異なる世界、異なる都市を味わうことができる点です。
また熊倉先生の様々な知識や好みが各世界にちりばめられており、王ドロボウJINGの熱心なファンならずともこの構図はあの西洋絵画の構図を参考にしているんだなですとか、この造形は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を参考にしているななどと元ネタあてや考察を楽しめる点にもあります。
『Q&A ~QUEEN AND AMARETTO~(熊倉裕一)』 投票ページ | 復刊ドットコム
熊倉先生がマガジンZで最後に描かれていた作品で、小冊子として発表されたものだそうです。
あいにくとこのタイミングで作品をウォッチしておらず、単行本がでてから買えばよいかと思っていたのですが無念なことに熊倉先生がご病気のようで、2022年に至るまで後続は出ておりません。
王ドロボウJINGシリーズに関してもこの復刊ドットコムでかつて投票が呼びかけられており、ある程度の年月を経て復活したという経緯があります。
このQ&Aシリーズに関してはそもそも小冊子のみしか出ておらず、作品の魅力自体も伝わっていない為、かなり復刊投票は難しいかもしれませんがぜひ投票のほどよろしくお願いいたします。
是非お願いします。
2010年から投票が開始されていますが、2020.04.25時点で77票しか集まっていません。
それではまたどこかで。
「王ドロボウJING」はかつてはまり、いまもなおはまり続けている知られざる名作です。
ぜひ、この記事を読んで気になったらご一読を。
それではまたどこかで。