ANAが2016年4⽉から開始したふるさと納税サービス「ANAのふるさと納税」。
このサービスが「ふるなび」「ふるさとチョイス」といった数々のサービスを抑えて、2020年のオリコン総合一位に輝きました。
他のサイトが基本的にAmazonポイントの付与サービスなどを打ち出しているのに対して、ANAはANAマイルが付与されます。
1.寄附金額100円につき1マイルがもらえる
2.クレジットカードで簡単に寄附ができる
3.他では手に入らないANAオリジナルの返礼品がある
ANAスーパーフライヤーズカードを狙っていく陸マイラー、空マイラーの方々にとっては、ちょっと乏しいように思えるかもしれないマイル数かもしれません。
ただ、美味しいものを食べられたり、よいものを節税しつつ手に入れられるという面を鑑みるとほどよいバランスなのかなと個人的には思います。
また、こうしてランキングで並べてみますと、ANA以外はこの記事を書いた2020年9月3日の株価の順番に並んでいるのがなかなか面白いですね。
数年後、果たしてどうなっているのか。泉佐野市と総務省とのバトルで、泉佐野市が逆転勝利を収めるなど、ふるさと納税に関しては日々様々なテーマが出てきたり、普段知らない地域の事を知れるので、興味深くみていきたいところです。
1. ふるさとSTORYが読み応えあり
ANAは、近年でも国内線のビデオ用に様々な人種・国籍のyoutuberの方を採用して、地域の観光案内のようなオリジナルコンテンツを制作しています。
その同じ流れに沿って、ANAのふるさと納税サイトにおいても日本各地の産物や、その地方のストーリーに焦点を当てて相当数のページが用意されています
ふるさと納税というと、普段は食べたいものをなんとなく頼んでみるという方も多いかもしれません。
そんな方でも、ANAのサイトは航空会社として、各地に拠点を持つことに加えて、観光というものを担う企業として、多くの各地に生きる方々や名産品にスポットライトを当てているので、読んでみて気に入った地方や人たちのストーリーに共感して、ふるさと納税してみるということもありではないでしょうか。
1.1 北海道 羅臼町
ANAのふるさと納税サイトー羅臼町より
羅臼町の事例ですと、町づくり課の職員さんも登場したりしており、各ページに対してどれだけの熱量をANAが注いでページを作成しているのか、本気度が伺えます。
1.2 鹿児島県 南さつま市
この鹿児島県南さつま市のエピソードでは薩摩切子についての制作や歴史についてのエピソードが触れられています。
江戸切子は残念ながらANAのふるさと納税サイトでは見つけることは出来なかったのですが、「ふるさとチョイス」にて茨城県龍ケ崎市や東京都墨田区の返礼品としてもらう事ができます。
特に東京の墨田区では「すみだモダン」というドイツのマイスター制度ほどではないですけれど、現代の名工の作品を認定する制度があります。これには、和菓子などの食物も含まれますが、そこで江戸切子の職人さんたちを認定しているので、いくつか工房兼ショップのようなものが点在しているようです。
3. まとめ
ふるさと納税は、好きな食べ物、民芸品、体験。そういったものを手軽に寄付で手に入れられる一方で、COVID-19後の世界では、知らない土地を身近なものにして、その土地に生きる方を間接的に支援するWin-Winのサービスでもあります。
株式譲渡益などで大量に利益を出していると、ふるさと納税の寄付金上限もupしたりしますので、そのあたり投資家の方々はしっかりチェックを!
マイラーの方や、上級会員の方は、ふるさと納税でおいしかった海産物、あるいはお米、そんな場所へ今度は旅に出てみる。そんな旅もいいかもしれません。
個人的に、以前頼んだ「 青天の霹靂」という青森のお米が非常においしく気に入り、いずれ青森に行ってみたいと思っております。
JALはJALでデザイン性の高いラウンジを手掛けていたりと、ナショナルフラッグとしてそれぞれ特色を打ち出しています。