漫画についておすすめするブログシリーズ記事です。
シンデレラクロゼット:シンデレラクロゼットは、よい読後感の残る漫画です。少し疲れた際に読むと元気が出てくるかもしれません。
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本記事の目次です。
❶作品の特徴と切り口「江戸前エルフ」
❷おすすめの楽しみ方
❸キャラクター
江戸前エルフ:本記事で紹介する漫画。個人的には2020年代Top3に入る名作。
江戸前エルフの主人公は2人、400年を超える年月を生きてきたエルフと現代を生きる女子高生のいわゆるバディものであり、日常生活を描写した日常系の物語です。
大きくは日常ものですが、江戸の風物を巧みに取り入れて紹介するNHKなどが好きそうな構成をとっているため、女子二人組の掛け合いというとっかかりから入った人のうちの何割かは歴史風俗や文化の知識も面白おかしく学べるのだというところから浅くも深くも楽しめる作品になってきます。
歴史的には東下り(在原業平)、古くは墨東奇譚(永井荷風)などの作品が存在しており、これらの作品ではかつては大川とも呼ばれた隅田川がひとつの鍵になっています。墨東奇譚は玉ノ井(現在の東向島駅周辺)と少し隅田川から離れている部分もありますが、広義の隅田川沿線が舞台であることは確かです。
近年だとこちら亀有交番前派出所、通称こち亀や「逮捕しちゃうぞ」などは東京の東部エリアいわゆる城東地区を中心とした物語展開が行われていました。こち亀で、隅田川にかかる「勝鬨橋」が稼働するのだという衝撃を受けた方も少なからずいるのではないでしょうか。
そこからは系譜が途切れそれ以来、現代の浅草や上野、スカイツリーエリアを舞台にした作品は少なかったのですが、名探偵コナンの映画「異次元の狙撃手」でベルツリータワーとして登場しました。
さらには2020年台になってからは2022年の「リコリスコイル」で再び浅草やスカイツリーエリアが登場しました。
とくにリコリスコイルの主人公たちがアルバイトしているカフェ「リコリコ」はスカイツリーが見えるエリアにあるので、基本的には墨田区周辺を舞台にしていると思われます。
ライト文芸でも「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし」で著名な江本マシメサさんの「浅草ばけもの甘味祓い」といった浅草などを舞台にした作品が再び登場し始めています。
江戸前エルフのおすすめの楽しみ方は、やはり聖地巡礼でしょうか。勝どき・月島エリアは東京下町の観光エリアとしても非常に見ごたえのあるエリアですし、長耳様とおなじように「月島もんじゃストリート」にて、もんじゃに舌鼓を打つということもありかと思います。
隅田川の墨田区側・台東区側ともに、東京スカイツリー開業を契機に隅田川水辺空間等再整備構想(墨田区)などが整備され、ウォーキングテラスの整備が進んだことで、それこそ浅草の辺りから浅草橋までは歩きとおすことができます。
あるいは、東京の東のエリアでこだわるのであればスカイツリーから門33という都営バス路線に乗ることが出来れば、そのままストレートに月島駅方面まで移動することができますので観光目的の場合はバス路線を利用した方がいいかもしれません。
月島・勝どきエリアは案外電車路線は不便なケースが多くバスで移動した方が早いという逆転現象が往々にして起きがちなので、徒歩でいくにせよ、電車やバスでいくにせよ必要に応じて適切な交通手段を利用いただくとよいかもしれません。
ネタばれなしの記載をしていくと、基本的に舞台は月島の長耳神社となり、主人公の巫女とご神体であるエルフ、それから主人公の妹と友人が主なキャラクターになります。
それら四人が、江戸の風物や文化を交えながら、現代とお江戸の街を比較したりしながら軽快な会話を引き続けていく異文化コミュニケーション的なストーリー展開となります。
それではまたどこかで。
ぜひ、この記事を読んで気になったらご一読を。
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それではまたどこかで。