実際に訪れたり、体験したり、食したりした47都道府県についておすすめするブログシリーズ記事です。
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本記事の目次です。
❶香川県の訪問履歴
❷香川県の空港
❸香川県のまとめ・その他Tips
瀬戸内国際芸術祭2022公式ガイドブック:ガイドブックと年間パスポートは、行く前にぜひお買い求めください。デジタルよりも個人的にはスタンプラリーができる紙のものがおすすめです。
香川県は主にプライベートで訪れています。
訪れるきっかけは神保町から始まります。
中学生時代から、高校大学と進学しても、あるいは社会人になっても東京都の神保町に入りびたっている人生を送ってきました。
古本はあまり買うことはなかったのですが、数少ない例外がありました。少なくともコロナ禍以前では、珈琲ブラジル近辺のガレージで土日などによく古本市のようなことをやっていたのですが、そのガレージや神保町の古本すずらん祭りの際には、それなりに興味深い本も出ていたので、気の赴くままに購入する事もありました。
香川県に行くきっかけは、そこでベネッセの瀬戸内国際芸術祭2010のガイドブックを見つけて購入したことでした。
そのタイミングは2011年の夏というところで、2011年3月の震災から間もないということもあり、なかなかまだ世間が立て直そうというタイミングで、自分自身もなんともいえないもやもやを抱えていたことを覚えています。
そんな中でガイドブックに出会い、このイベントに参加しようと強く思う事で仕事に打ち込めた記憶があります。
それからは2013年、2016年、2019年、2022年と訪れています。訪れた記念に豊島の心臓音のアーカイブに記録を残したりもしています。
瀬戸内国際芸術祭 2019 SETOUCHI TRIENNALE 2019
また主に滞在した場所は、高松市、小豆島となっております。
香川県内においては、概ね高松市・丸亀市・本島・直島・豊島・父母が浜の6か所に訪問したことがありますので、それぞれの所感を記載します。
001-1.高松市について
□全体
高松は香川県の県庁所在地でもあり、ビジネスで頻繁に訪れていた時期もある為、非常に思い入れの強い都市です。
□観光
琴平電鉄・・ことでん、イルカのマスコットキャラクターで有名な電鉄です。「うどんの国の金色毛鞠」という篠丸のどかさんの漫画作品があるのですが、アニメーション化された際に、香川県の島や琴電もアニメーション化されているので、興味がある方は瀬戸芸前に予習されてみてもいいかもしれません。
うどんの国の金色毛鞠 1巻 (バンチコミックス) [完結済]
この記事を読まれている方のお住まい付近に、電鉄・市電がない場合はどこか懐かしい気分になれると思いますし、現実に高松市内を南北に貫いているこの琴電は、市内移動するうえで重要な足になっています。
旅先の旅情に浸る上でぜひ一度は乗っていただきたい電車です。
栗林公園・・皆様は日本三大庭園、日本三名園をご存じでしょうか。香川県の対岸に存在する岡山の後楽園、金沢の誇る兼六園、水戸の偕楽園とが認定されております。しかし、明治期の高等小学読本や実際に三大庭園と栗林公園を訪れた上での知人友人や自分自身の感覚からすると、この栗林公園も劣らぬどころか、一部では勝っているとも思えるのです。
国定の特別名勝(文化庁認定)でもあり、高松で紡がれてきた歴史でもあります。
ちなみに同じ特別名勝になっている宮島(日本三景)の宮島公園、それから日本三名園の偕楽園に関しては同じ人物が関与しています。
【文化庁 -特別名勝】
それが公園の父とも呼ばれる本多静六さんです。この方は上記以外にも東京の日比谷公園や福岡の大濠公園、札幌の中島公園など数かすの公園を手がけた公園の父でもあるのですが、投資にもかなりの才覚を発揮した方で、蓄財投資術はいまなお色褪せない部分もある面白い人物です。
蓄財投資術はちなみに、額面の25%を貯蓄や投資に回し続けるというもので、なかなかのアグレッシブさです。
屋島・・源平合戦で有名であり、夕日スポットでもあります。高松市から琴電を利用して潟元駅へ移動してから、歩くかバス路線を利用して赴くことになります。
私自身はバスでの訪問経験ありです。バスですと駐車場付近まで上がることが出来ますし、30分ほどで高松市中心部から屋島へアクセス可能なので、おすすめです。
屋島自体はゆっくり散策すると1時間程度はじっくり歩いたりみることができます。女体化したり、サーヴァントになったりといろいろと有名な那須与一さんがスポットライトを浴びた源平合戦のハイライトである「扇の的」のエピソードが生まれたのもこの近辺です。
ドリフターズ(3) (ヤングキングコミックス)※那須与一が異世界に召喚されている
源平合戦の頃の、屋島は完全な島であり、今のように陸繋島(陸地でつながっている島)ではなかったというのも、時代の流れを感じさせてくれます。
高松城・・高松城はお濠を舟で巡るツアーなどもありますが、夕方ごろに訪れてみると夕暮れ時の瀬戸内海の景色を見ることができて、非常に印象深い記憶を得ることが出来ると思います。
天守閣自体は存在していませんが、海から直接乗り込むことのできる残存城郭自体は非常に貴重なので、それだけでも見て回ると面白いかと思います。
村上海賊は瀬戸内海でもこのあたりよりは西よりではあるのですが、世界観自体はつながっているので、参考に読むと城の雰囲気がより面白く感じられるかもしれません。
001-2.高松市の食事について
高松を含めた香川県の食は、様々な都道府県に訪れてまいりましたが、うどんが随一との一言です。
はじめての高松訪問では、やはり1食はうどんを食したほうがいいレベルです。
一方で、なかなかうどんを食べる上で興味深いというかなかなか業の深いエピソードも存在します。この記事を読まれている方は「四国はひとつ」と「四国のいのち」という言葉をご存じでしょうか?
なにかの標語でしょという意味ではその通りなのですが、前提知識として四国の瀬戸内海側ならびに対岸の岡山県が「ハレの国岡山」と呼ばれていることからも分かるように、降水量が非常に少ないのです。
少ないものの、うどんという大量の水を使うものを常食している香川県民ですので、農業用水と、うどん用水(生活用水)が年によっては深刻に枯渇することになります。
それを解決する為に、早明浦ダムというものが建設されました。このダムの石碑に刻まれる予定だったことばが「四国はひとつ」でした。
太平洋側は瀬戸内海側とは異なり雨も多いため、ダムは太平洋側の徳島県と高知県が主導しており、ダム自体は高知県にあるなどするものの、香川県がもっとも水を欲しているなどの事情でもろもろ縺れ、「四国のいのち」という標語に置き換わったという経緯があるのです。
このあたりはいろいろと政争のような、水利権争いがあるので、興味のある方は調べてみるとよいかもしれません。
●うどん
とはいえ香川県といえば、うどん県でもあり、うどんという存在を忘れてはいけないでしょう。
渇水の時にはさすがに、うどんが県庁の食堂のメニューから消えるものの、基本はうどんを食べるべしです。
うどん県の方々は、かけうどんを基本的に頼みます。うどんが常食なのであまりそれ以外を頼む方は少ないのですが、観光で行くのであればかけうどんももちろん美味しいですが、ご自身の食べたいものを食べるとよきと思います。
・手打十段うどん バカ一代・・ここのかま玉バターうどんはカルボナーラのごとくです。カルピスバターを利用していることもあり、濃厚でありながらさっぱりとした味わい
・しんぺいうどん・・ここはオーナーがほかのレストランで修業したか何かで、変わり種うどんがいろいろとあります。商店街近くでもあるので、余裕があればぜひ
001-3.高松市のホテル・宿
JRホテルクレメント・・クレメントインはビジネスホテルですが、こちらはシティホテルグレードになります。
ここのブッフェの夜食はぜひ一度は旅のしおりで訪れるスポットに入れておいてください。なかなかによい塩梅です。朝も朝で、墨トーストやうどんなどいろいろと楽しめるメニューがありますので、ぜひ
ロイヤルパークホテル高松・・ここはぜひラウンジアクセス可能なプランで宿泊いただきたいと思います。
ラウンジは朝昼晩でそれぞれ軽食メニューが異なりますし、がっつりした朝食があるというわけではないのですが、ラウンジにふとした時に栄養補給やゆったりとした滞在ができますので、ぜひ
001-4.丸亀市について
□全体
株式会社トリドールホールディングス傘下であった丸亀製麺の丸亀で著名と書いてしまうと、香川県の方に怒られてしまう都市です。
※丸亀製麺は丸亀市とは関係ないため
瀬戸内国際芸術祭の作品の舞台でもある本島(秋会期のみ開催)などを含めた塩飽諸島への航路が丸亀港より存在しています。
塩飽諸島自体は、江戸時代においては岡山や丸亀、高松がそれぞれ独立した藩だったのですが、それとは別の独立した自治領として歴史を紡いできています。
塩田以外には、花崗岩の切り出し場としても有名で大阪城の石垣も3割から4割程度、塩飽諸島の花崗岩が利用されているようです。
海上交通の守り神として近世著名になった金刀比羅宮(ことひらぐう)の玄関港として、栄え四国一の港と称えられたこともあったなど、歴史や文化の様々な結節点にもなっています。
001-5.本島について
□全体
本島は塩飽諸島に属する島で、笠島まち並み保存地区という島南東部は江戸時代の街並みを残す貴重な歴史史跡です。
行ったことがある空港は、高松空港となります。
●高松空港
残念ながらANAもJALのラウンジも存在しませんが、カードラウンジは存在するほか、この空港にも瀬戸内国際芸術祭の作品が存在しています。
香川県に行ってみて味わい、経験していただきたいのは様々な島々と、夕暮れ時の瀬戸内海の海の色、朝太陽が昇ってくる頃の、さわやかな風、それからうどんです。オリーブサイダー片手にぜひ島々を楽しんでください!
それではまたどこかで。
ぜひ、この記事を読んで気になったらご一読を。
瀬戸内国際芸術祭2022公式ガイドブック:瀬戸内国際芸術祭のガイドブックはもしあなたが訪れないにしても、いろいろと読み応えのあるコンテンツです。ですので、気になったら読んでみて下さい。
それではまたどこかで。