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皆様はバリューHRという企業をご存知でしょうか。
Big4やアクセンチュアを始めとするコンサルティングファームへカフェテリアプランと呼ばれるサービスを提供している企業です。
実際のプロジェクトの種類や大枠でのファームの特徴なんかを整理した記事も併せてお読みくださいまし。
003 バリューHRクリニックについて
004 まとめ
バリューHRとは外資系会計法人、証券会社、青山監査法人(現PwCあらた監査法人)などで人事畑を渡り歩いてきた藤田美智雄さんという方が創設者の健康保険組合の運営サポート企業です。
2022年4月の東証一部、二部再編でもプライム市場に位置付けられています。
「健康管理のインフラ」というテーマが企業としてバリューHRの掲げるクレドであり、前述の藤田さんが41歳の時に起業した企業です。
その企業のきっかけというのも監査法人から健康保険組合の新規立ち上げという依頼を受けたことというのがまた面白いところです。
とはいってもどちらかという転がってきたチャンス、幸運をうまくつかんだというイメージでしょうか。
記事中に触れられていますが、藤田さんと上司が健康保険組合の立ち上げに参画していたものの、上司の方はかなりやる気がなかったようです。
行政機関との許認可折衝などの実働をきちんとこなして実績と信頼を積み上げていった先、健保組合の設立認可までを独立前の企業人として行い、当時のクライアントに啖呵をきって独立するというのはコンサルタントの一つの上がり方のモデルケースをみているようです。
どういう話の経緯だったかというと、当時の藤田さんの企業では立ち上げまではできるものの運営・運用支援まではしないという方針だった模様です。
その健康保険組合の運営者が必要というニーズを藤田さん自身が独立して会社を立てて満たすというものです。
ちなみに創業当時は四名体制のスタートだったようです。
カフェテリアプランは、福利厚生プログラムの一つです。提供元はバリューHRであり、各コンサルティングファームの健康保険組合と連携してサービスを提供しています。
具体的なプログラム内容としては、複数商品やさーんびすに交換できるポイントの付与プログラムです。
年間で3万ポイントから4万ポイント前後を支給(これには健康管理のためのウォーキングキャンペーン、健康診断でメタボではない判定を受ける、禁煙プログラムに参加するといったいった条件付きポイントが含まれています)し、1ポイント=1円として利用することが可能です。
上記でも記載しましたが、基本的に健康保険組合と連携している(=コンサルティングファームの社員各位が健康であればあるほど、保険組合としては経営上ありがたいので、健康推進を行うインセンティブが生まれる)為、例えば毎日8000歩を1か月続けると1000ポイントのような健康増進にまつわるアクションを起点としたポイント付与が多いです。
交換できる対象についても、健康増進に寄与するものが多いです。かなり昔はアウトドア用のキャンプギア(テント等)やディズニーランドのチケットなど、直接的に健康増進とは結びつかないラインナップも多く存在していましたが、現在ではかなり直接的に寄与するラインナップとなっています(例外的に5000ポイントで、5000JPY分のAmazon Digital Giftに交換可能)。
また、参考程度の情報ですがウォーキングプログラムの一環で、バリューHRを利用している各社の健康保険組合同士の平均歩数競争といった企画を2021年には実施していました。
ラインナップとしては、歯科検診の補助やアップルウォッチの各シリーズのアイテムと引き換えることが可能です。
過去、このカフェテリアプランにて実際に何本かApple WatchのNikeシリーズを引き換えたことがあります。
交換アイテムを何にしているかを周囲の十数名に聞いたところ、大体がAmazonのギフト券かApple Watchなので、この二つが実際の交換先とおすすめといえるでしょう。
バリューHR本社ビルの中に病院もあります。
医療法人社団バリューメディカル内のバリューHRビルクリニックという形ですが、名前からもわかる通りバリューHRと提携しており、バリューHRの持つ弘前データセンターなどと連携して、各種画像データの蓄積や分析などにも利用されています。
健康保険組合と提携しているクリニック、病院でもあるので定期健康診断で受診することも可能です。
その際にはある種のベルトコンベア感を味わうことができるでしょう。ベルトコンベア感というのは、健康診断を行っている病院はえてしてどこもオペレーションを磨きこんでいるものですが、バリューHRクリニックの磨きこみ方はその比ではないということです。
各プロセスにおいて、待機時間・アイドルタイムを極限まで減らし、プロセス間の導線も整理することによりある種の工業製品のように自分の健康状態がスキャンされ、そして最後出口から出てくるというオペレーションにおける極度の効率化を実体験できますのでおすすめです。
場所が代々木ということもあり、健康診断後に出社するにせよ、プライベートを楽しむにせよ移動しやすい場所ですのでアフターの心配もありません。
コンサルティングファームの福利厚生の一つですが、日本企業と比べると乏しい部分が多い中の唯一の光るポイントかもしれません。(タクシー代、ミール代などもありますが)
それではまたどこかで。
おすすめ理由:WLB(ワークライフバンス)を大事にするという風潮が2010年代後半以後、コンサルティング業界にも普及してはおりますが、プロジェクトやクライアントによってはストレス過多な状況が局面局面でやってくると思います。常に健康について気を付けることは難しいですが、それでも時折医療系漫画を読んで、楽しく前向きに健康に気を付けるよう心がけることは大切だと思います。
それではまたどこかで。