突然ですが、みなさんは「FiNC」という単語、あるいはヘルスケアアプリを聞いたり、利用している経験があるでしょうか。
「カラダのすべてを、ひとつのアプリで。」そんなコンセプトを掲げる気鋭のモバイルヘルスケアアプリです。
ヘルスケアアプリとして一通り以上の機能がそろっているのはもちろんなのですが、この会社、アプリで特徴的なのは「FiNCアンバサダー」と呼ばれるある種の美容インフルエンサーを多く起用して、美容だけでなく料理やフィットネスを含めて発信する体制を整えている点です。
その上、このFiNC社は2012年創設のAI×予防ヘルスケアベンチャーなのですが、コラボレーションマーケティングについても相当な投資をしていると思われます。
技術以上に、アンバサダーやコラボなどの「人」について、強く投資を行っているなという印象です。
そして、このコラボレーション、かなりの規模で展開をされているので、いずれかのコラボであるいは複数で名前を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
目次
1. FiNC×ANY COMPANYの条件とは
基本的に、FiNC社は「美容」「フィットネス」「食やグルメ」という三分野でコラボレーション先を選定している節があります。
その為、あなたが使っているサービスや食品、パーソナルジムなどとコラボレーションする可能性は今後もあるかもしれません。
具体的に見ていきましょう。
1.1 恋愛ドラマアプリ「誓いのキスは突然にLove Ring」
偽装結婚から始まる真実の恋を描いた恋愛アプリだそうです。
恋愛アプリの中では、偽装結婚というのがやや珍しといった感じでしょうか。
こちらはもっと愛されるためにエクササイズをというところで、コラボレーションに至ったようです。
1.2 三越伊勢丹グループ
2020年2月には大手百貨店の三越伊勢丹グループとのコラボレーションも発表しています。
正確にはその中の靴のデータを利用したサービスとのコラボですね。
三越伊勢丹側のサービスは3D計測機を利用し、足のサイズや指の長さなどの身体データ×靴のデータを掛け合わせて、既存商品あるいはオーダーメイド品のパターン提案を行うというものです。
〇YourFIT365 公式サイト:
1.3 iSey SKYR
こちらのSkyrをご存知ない方の為に紹介すると、アイスランドの伝統食ヨーグルトです。
濃厚でくりーみーな味わい共に、タンパク質が豊富に含まれている為、ボディメイク期間などにも非常におススメなヨーグルトです。
タンパク質だけでなく、他の栄養素もなかなかのものなので、FiNC社とのコラボレーションも頷けるお話かなと思いました。
個人的にアイスランドに以前訪れた際、ハードリピートしていた記憶があります。SKYRというのは現地でもその名前やブランドで販売されています。
1.4 ドン・キホーテ グループ
ドン・キホーテのサイトで記載されているように、FiNC社は技術的な要素はもちろん評価されているでしょうけれども。
やはり「美容、フィットネス、食(グルメ)」の各種アンバサダーを600名体制(2020.09時点での公式HP発表)で揃えているということで、人脈的な部分での評価をされていることが伺えます。
FiNCアンバサダーが上記の側面のプロフェッショナルだということがドン・キホーテ公式にも認められていますね。
共同開発製品を複数集類作っているというコト、女性のリアルな声をカタチにした様々な商という点から、FiNC社のインフルエンサー・マーケティングを重視している姿勢がうかがえます。
〇ドン・キホーテ 公式サイト:
1.5 クラシエホールディングス
クラシエホールディングス株式会社とのコラボレーションも発表しています。こちらでは、同時にKracie プラセンダイヤPRアンバサダーも、FiNCに参加するということを記載してるので、おそらくこれはFiNCアンバサダーに参加するという意味かと思います。
〇FiNC 公式サイトより
Kracie × FiNCがコラボ!「あなたのキレイ応援キャンペーン」開始! - FiNC Technologies(フィンクテクノロジーズ) | モバイルヘルステクノロジーベンチャー
1.6 アンダーアーマー
当然、ヘルスケアアプリとしてはスポーツ用品メーカーのいずれかとコラボレーションを組みたいですよね。
FiNC社はその相手にアンダーアーマーを選びました。
FiNCアンダーアーマーPRアンバサダーという役職についた女性たちも併せて、フォトコンテストやクイズでの景品プレゼント企画などに参加されたようです。
1.7 ABCクッキング
調べた限りでは最古のコラボレーション企画がABCクッキングでしょうか。2015年1月ごろです。
いずれにしてもこのタイミングから、「食」「ヘルスケア」「フィットネス」と三領域でコラボレーション相手を探していたことを窺わせますね。
3. まとめ
FiNCを知ったのは、コラボレーションからなのですが、全然自社の商品を知らない相手に、まず認識してもらう。知ってもらう。それはとても難しい。。
古くはAIDMAなどの、マーケティングフレームワークがありますが、本当にこのご時世で口コミ経由ではなく、コラボ結果として知ったので、非常に新鮮な想いを抱いたのでこの記事をかいた次第です。